3. 質的比較分析による協働ガバナンスのイノベーションに関する動態分析
代表者
宇野原 将貴(国際文化学研究推進インスティテュート 協力研究員)
分担者
東 和佳奈(国際文化学研究科・博士課程後期課程)
新川 匠郎(国際文化学研究科・准教授)
プロジェクトの目的
本プロジェクトは、協働ガバナンスによるイノベーション創出に関わる諸要素の変化に着目し、そ
の動態的メカニズムを解明することを目的とする。協働ガバナンスは、行政、企業、市民組織など多
様なアクターが統治に関わり、議論する統治手法であり、それぞれの事例に固有の文脈がその実践や
成果に影響を与えている。したがって、その動態を捉えるため、そして分析結果の妥当性を担保する
ために、単一事例分析や、欧州を中心に地域を限定した比較が数多く行われてきた。本プロジェクト
では、協働ガバナンス事例データベース(Collaborative Governance Case Database, CGCD)に登録
された世界中の事例に対して、時間差を利用した質的比較分析(Time-differencing QCA, Td QCA)
を用いる。そうすることで、各事例の多様性を踏まえつつ共通するメカニズムを析出するという質的
比較分析(QCA)の強みを生かしながら、同時にQCAが苦手とする動態分析に踏み込む。これにより、
先行研究の取り組みを発展させ、イノベーション創出に関わる諸条件の変化が結果に影響を及ぼす多
様な経路を、地域を超えて明らかにする。





