3. バスケットボールのカルチュラル・スタディーズに関する基礎的研究

代表者
余玟欣(国際文化学研究推進インスティテュート学術研究員)

※協力者として、松本淳也(国際文化学研究科博士前期課程)が参加。

プロジェクトの目的

 バスケットボールは普遍的なスポーツでありながら、特に日本の学術領域では、その文化的・社会的側面について、これまでほとんど研究がなされてこなかった。しかし近年、日本人選手の海外進出や、「B.LEAGUE」の人気上昇、FIBAワールドカップ2023の沖縄開催決定など、日本国内でのバスケットボールの注目度も増し、国際競争力や、経済効果を高めようとする動きが活発化している。これに伴い、バスケットボールの社会的かつ文化的役割を検討することも、今後ますます重要になると考えられる。そこで、本プロジェクトでは、バスケットボールについての様々な学術領域の先行研究を検討することで理論を構築するとともに、実際に国内外のバスケットボールに関する現象を検討することで、日本におけるバスケットボールのカルチュラル・スタディーズの確立を目指す。